山武市は千葉県の東に位置する人口約5万人(2021年8月1日現在)の都市です。千葉市や成田国際空港へのアクセスが良く、九十九里浜のほぼ中央、約8kmにわたって太平洋に面しているため、海の恵み豊かな環境にあります。ここでは山武市のすみやすさをご紹介します。
山武市ってこんな街
山武市は、千葉県の東部に位置し、日本有数の砂浜海岸である九十九里浜のほぼ中央に面しています。
山武市は合併などの歴史から、大きく4つの地域(成東・山武・松尾・蓮沼)に分かれています。
成東エリアは商業施設が立ち並び東金市まで続く都市です。国道126号線沿いに広い駐車場を完備した大型の店舗が多く点在しています。
山武エリアには日向駅があり、さんぶの森公園を代表する森林や自然が残る地域で、山武杉の栽培地としても知られています。
松尾エリアは国道126号や松尾駅がある地域です。明治初期には、松尾城と城下町がつくられた歴史があります。
蓮沼エリアは九十九里海岸や蓮沼海浜公園、蓮沼ウォーターガーデンがあり毎年夏には多くの海水浴客で賑わいます。
山武市の交通アクセス
鉄道は総武本線、東金線が乗り入れ、駅は日向駅 – 成東駅 – 松尾駅の3つです。中心となる駅は東金線の終点でもある成東駅です。千葉駅から総武本線(普通列車)で約50分で向かうことができます。
また東京駅から山武市(JR総武本線 成東駅)までは、高速バスシーサイドライナーで約1時間40分。JR総武線快速で約90分！特急しおさいで約70分と、比較的都心にもアクセスしやすい環境が整っています。
このため、毎週末は山武市でリフレッシュしながら、都心でのお仕事を続けるというような移住定住計画が進められています。総武線快速は、グリーン車もあるので、都心通勤するにも東京駅までゆったりした時間が過ごせるのもポイント。高速道路のインターチェンジも市内に2か所あるので、旅行にも便利です。市内にはバスの運行も充実していますので、暮らしに不便を感じることはないでしょう。
―最近では山武市の立地条件の良さと自然環境の良さから、この地域に移住する人々も多いそうです。交通アクセスの利便性も向上しているので平日は都心に通勤通学しながら、休日は自然の中で過ごす生活が実現できそうですね！
山武市の名産品
九十九里平野に広がる山武市は、きれいな空気と水、水はけのよい肥沃な土壌が広がっています。黒潮の影響で温暖な気候に恵まれ、新鮮で美味しい農作物づくりには最適の環境です。
このため古くから、稲作や多様な品種の野菜・果実が盛んに栽培されてきました。
全国でも有数の出荷量を誇っているのはネギです。この地域で栽培されている「山武ネギ」は減農薬で栽培され、甘味のある美味しさで知られています。
また山武市はイチゴの名産地としても知られ、山武のイチゴは抜群の瑞々しさと甘さが特徴です。道126号沿いのストロベリーロードはシーズンになるとイチゴ狩りで賑わいます。新鮮な採れたて苺は贈答品にも喜ばれますよ。
そのほか、秋の味覚ブドウ、梨も有名です。ぶどうは各地へ出荷され、シーズン中には観光農園でぶどう狩り・梨狩りも楽しめます。山武のニンジンは減農薬で安全、甘味たっぷり。市場でも人気があります。
―山武地域では昔から冠婚葬祭などのごちそうとして必ず出されていたというのが、太巻き寿司だそうです。九十九里平野で生産された野菜や米、潮の香りが漂う海苔が使われ、伝統的な山武の名物として知られています。
山武市の住環境
山武市は観光リゾート地として海水浴やサーフィン、テニスなどのスポーツが楽しめるとあって、若者のレジャーにも人気です。
蓮沼海浜公園では夏の人気スポット「ウォーターガーデン」の他、テニスコートや野球場、いこいの広場、遊園地など子供からお年寄りまで、一年中スポーツやレジャーが楽しめます。
有野実苑オートキャンプ場はキャンプはもちろん、バーベキュー、収穫体験、農園レストラン等、楽しみ方がたくさんあります。
「自然とのふれあい」がテーマのさんぶの森公園は、アスレチック・キャンプ場・展望タワー・文化ホールなどを備えた総合公園です。園内にあるふれあい広場の周りには桜が植えられており、また、四季折々の花が楽しめる花の谷もあります。いこいの広場からやすらぎの池まで小川が流れていて、夏になると水遊びの子どもたちで賑わいます。
山武市内には幼稚園が3校、小学校が11校、中学校が5校、高等学校が2校あり、手厚い子育て支援も魅力です。毎年、秋に行う市民体育祭は、小学校区に分かれて地区対抗で競いあいます。他の地域ではなかなかできない山武市ならではの子育て環境ですね。
山武市では恵まれた自然環境を守るため、ごみの減量化・資源化・リサイクルの推進にも積極的で、成田国際空港が近いことから、騒音対策にも積極的に努めているそうです。
―千葉や成田まで足をのばせば、大型商業施設もあるので、自然豊かな環境でのんびりと暮らしながら、利便性も感じられ「ちょうどいい移住先」として注目されています。
