北総台地のなだらかな大地に豊かな農地と四季折々の緑が広がる鎌ケ谷市。東京都心や県内都市、さらには空港にもアクセス抜群で、見どころがいっぱいの街です。ここでは鎌ケ谷市の魅力あるスポットをご紹介します。
ファイターズファンの聖地「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」
ファイターズ鎌ケ谷スタジアム、通称「鎌スタ」は1997年、鎌ケ谷市に誕生した北海道日本ハムファイターズのファーム(二軍チーム)本拠地です。これまで、中田翔選手や斎藤佑樹選手、清宮幸太郎選手、吉田輝星選手、また、現在大リーグで活躍しているダルビッシュ有選手や大谷翔平選手などがこの球場で練習し、活躍しており、ファイターズファンにとっての「聖地」です。
また、大型ビジョンやプールエリア、茶畑や野菜畑など、日本のファーム球場ではあまり見られない設備やイベントも充実しており、家族みんなで楽しめるボールパークとして人気を集めています。
プールに入りながら涼しく観戦できることで大人気の「鎌スタ☆プール」は、毎年海の日からオープン。
球場正面チケット売り場横にある「FAN‘S LOUNGE(ファンズラウンジ)」には、鎌スタのヒストリーや選手のサインなど貴重な品が展示されています。
球場内だけでなく、実は球場外周道路にもおもしろスポットがいっぱい。試合がない時でも、ぐるっと一周してみるだけで楽しめます。
鎌スタでは、年間を通してさまざまなイベントも開催されています。1月の新入団選手歓迎式典&交流会、家族みんなで楽しめる「G.W.ファミリーシリーズ」、正面広場に巨大プールが登場する「鎌スタ☆祭」や花火大会、北海道のグルメを味わえる「鎌スタ☆北海道まつり」などなど、毎年大好評のイベントをお見逃しなく。
―鎌スタでは様々なイベントが開催されているんですね、野球ファンはもちろん、普段野球を観戦しない人でも楽しめそうです!
鎌ケ谷は馬と深い縁がある「下総小金中野牧場跡」
鎌ケ谷市には、江戸幕府が軍馬を確保するため、約400年前に徳川家康により設置された牧場がありました。それが小金中野牧です。
市内には、放し飼いにされていた馬を追い込んで捕らえ、選別する施の「捕込(とっこめ)」や、牧と村との境や牧の中を仕切るために作られた「野馬土手(のまどて)」などが残っています。当時の軍馬生産を知るうえで貴重な遺跡のため、平成19年に国史跡に指定されました。
毎年4月5月は、「国史跡でまちおこし 春の牧ウマまつり」が開催され、楽しみながら国史跡下総小金中野牧跡について学ぶことができます。4月第1土曜日の「とっこめ桜まつり」、5月第3土曜日の「とっこめ塾」では、捕込の現地見学ができます。
古くから鎌ヶ谷宿一帯のシンボル「鎌ケ谷大仏」

鎌ケ谷大仏は、新京成線 鎌ヶ谷大仏駅北口から徒歩1分の場所にある大仏です。
江戸時代の安永5年(1776年)に鎌ケ谷宿の富豪、大国屋(福田)文右衛門が祖先の供養のために建立した釈迦如来像。高さが約1.8メートル、大仏は大きなイメージがあるかもしれませんが、小柄な印象の大仏です。
大仏のある場所は、かつては鎌ヶ谷宿という宿場町として栄えた町で、その歴史を今に伝える貴重な文化財として市の指定文化財に指定されています。
最寄り駅の「鎌ケ谷大仏駅」は、全国で唯一「大仏」の名が駅名に付いている駅であり、大仏様が見守る駅として「関東の駅百選」選定されています。
鎌ケ谷大仏にちなんで、「清田精肉店」では大仏コロッケ、大仏メンチなどの大仏グルメが楽しめます。どちらも名前の通り大仏の形をしていて、ユニークでおいしいと評判です。
―大仏コロッケに大仏メンチ!ぜひ食べてみたい!
鎌ケ谷市の梨、観光農園

鎌ケ谷市は、梨の生産地として、梨の収穫量と産出額ともに県内第3位の街です。
鎌ケ谷の梨はその豊潤な味覚が自慢で、江戸時代の終わりから栽培が始められています。梨のシーズンには、梨狩りを楽しむために観光客が県内外から多く足を運びます。市内に沢山の直売所がオープンし、食べごろの梨を産地から直送することも。
―梨狩りの開催時期は8月中旬から10月中旬です。他にもぶどう狩り・桃もぎとり・ブルーベリー摘み取りなどを楽しむことができますよ。味覚狩りに足を運んでみては♪