春日部市には魅力あふれるおすすめスポットがたくさんあります。ここではおすすめのスポットをいくつかご紹介します。
春日部のシンボル「ふじ通り」
春日部駅西口を背に、市役所通りからユリノキ通りまでの道の両側に、約1㎞にわたって続く藤棚があります。1979年の区画整理事業の一環として整備された「ふじ通り」には当初147本が植樹されましたが、現在は7種類200本強となり街路樹の藤棚としては日本一の規模を誇ります。
藤棚は、真っすぐに伸びた道の両側に整備されているので、歩きながら道向こうの紫に染まる景色と、頭上の花房の香りを同時に堪能できます。花の種類も、最も多く植えられているムラサキナガフジ(紫長藤)、ひときわ濃い紫色のコクリュウフジ(黒龍藤)をはじめ、大輪のムラサキカピタン(紫花美短)、白い花を咲かせるシロカピタン(白花美短)などがあり、違いを楽しむのも面白いです。安全に歩けるように、市では毎年、老朽化した藤棚の再整備を行っています。
―見頃は例年4月中旬から大型連休頃です。市民に愛され、市民が守り、応援して育てているフジの花。ウォーキングがてら、花と香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
春日部市のお花見も楽しめる公園
春日部市の北西、内牧にある内牧公園は緑豊かな木々に囲まれた公園です。桜の時期は広場の周りは桜が咲き誇り、ポカポカ陽気の中ピクニック気分でお花見が楽しめます。アスレチック広場やバーベキュー施設、竪穴式住居広場などもあり、子どもと一緒に一日楽しく遊べます。
大落古利根川沿いの遊歩道でも春の時期、菜の花が咲く誇り、美しい桜並木が楽しめます。春日部第1児童センター「エンゼル・ドーム」前から藤塚橋まで、総延長2.2㎞の川沿いの遊歩道は古利根きらめき通りの愛称で親しまれています。沿道には公園やトイレもあり、桜並木の下を気持ちよく歩けます。
庄内領悪水路沿いの散策路も見事な桜並木スポットです。道の駅庄和の東に位置し、「庄和道の駅さくら公園」の名で親しまれる公園を起点として3.1kmの沿道には約350本の桜並木が続きます。地元団体による清掃や花の手入れも行われているので、散歩やウォーキングのコースとしても人気です。
他にもおすすめの公園に庄和総合公園があります。夏に行われる大凧花火大会のメイン会場になるこの公園は東京ドームの約3倍の広さ。公園の中には野球場や体育館といった運動施設のほか、多目的広場やバーベキュー広場もあります。
―2020年には新装オープンしたアスレチック遊具も。元気いっぱい遊べること間違いなしです。
道の駅 庄和
春日部の「大凧揚げまつり」で有名な庄和地区。この地域にある「道の駅 庄和」は正面に展示している凧が印象的な建物です。道の駅庄和では、3種類のサイズから選べるオリジナル大凧が販売されており、好きな文字を入れる事が出来るので、縁起物の贈答品や節句等の御祝い品として人気です。
地元生産者の新鮮野菜・特産品が買える農産物直売所や、豊富なメニューを用意した食事処「食彩館」、軽食コーナー、情報館などがあります。春日部の大凧直売所では旬の味・春日部ならではの味はもちろん、道の駅庄和の特産品である「黒豆」や黒豆を使用した加工品がずらり。黒豆焼酎、黒豆せんべい、黒豆まんじゅうなど多数珍しい商品が取り揃えられていています。食彩館では中華料理・ラーメン・うどん・カレーの4つの専門店が営業中です。こだわりの料理が食べられますよ。
―道の駅のスタンプ・記念きっぷ、春日部市内限定クレヨンしんちゃん絵はがきセットなども販売されています。
日本が世界に誇る首都圏外郭放水路・龍Q館
首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。春日部市の地下50m直下を貫き、上金崎地から小渕にかけての総延長6.3㎞のトンネルが設けられ、周辺の中小河川が洪水となった時にその一部が流れ込み、江戸川に流すことで、洪水の被害を軽減する役割を果たします。地下放水路の中でも、巨大な調圧水槽は、高さ18m、重量500tの巨大な柱59本が天井を支える光景が神殿のように見えるため「地下神殿」と呼ばれています。
地域の治水施設である「首都圏外郭放水路」の役割をもっと深く知るための見学会が開催されています。大人気の地下神殿「調圧水槽」の見学に加え、非公開だった作業用通路やポンプ室、ガスタービン部などが新たに開放され、見学会は3コースが設定されています。
「迫力満点!立坑体験コース」はキャットウォーク(作業員用通路)を歩き、立坑内の階段を途中まで降りていくコース(定員:20名 所要時間:約110分 参加料金:一人 3,000円)。
「深部を探る!ポンプ堪能コース」は首都圏外郭放水路の心臓部であるポンプをメインに構成したコース(定員:20名 所要時間:約100分 参加料金:一人 2,500円)。
「気軽に参加できる!地下神殿コース」は地下神殿「調圧水槽」の見学を約55分に凝縮したコース。定員50名の見学会なので、団体様での参加も可能です(定員:50名 所要時間:約55分 参加料金:一人 1,000円)。
首都圏外郭放水路の壮大さを体感してみてはいかがでしょうか。
―見学会の集合場所は「地底探検ミュージアム 龍Q館」。ここでも地底の巨大施設や洪水のこと、川についてなど、いろいろ楽しく学べます。龍Q館への入館は無料ですが、調圧水槽などの地下施設の見学は別途予約が必要ですのでご注意ください。