探す

メニュー

旭市の歴史【無形文化財の神楽や東総地域最大の前方後円墳も造営された歴史溢れるまち】

旭市
旭市

はるか古代、『旧石器時代』には現在の旭市周辺には椿海と呼ばれる湖が広がっていたそうです。旭市のある関東平野の九十九里海岸低地が形成されたのは、今から約6千年前の縄文時代前期と言われています。このページでは、旭市の歴史をはじめ、文化財、市の花などをご紹介していきます◎

旭市の歴史

《旧石器時代》
これまで市内では縄文時代の遺跡とみられる痕跡が見つかっており、かなり古代からこの地で人々が生活していたと思われます。
大塚原古墳からは弘文天皇妃の耳面刀自(みみもとじ)媛とみられる人骨も出土しています。

《古墳時代》
6世紀から7世紀ごろ、東総地域最大の前方後円墳の御前鬼塚古墳が造営されたそうです。また、このころ多くの古墳が造られたと言われています。

《大化元》
西暦645年ごろ、大化の改新が起こったことで、房総は安房・上総・下総の国に分けられます。旭市はその中で下総国に当たり、香取・海匝・海上などと、共に11群が置かれました。

《鎌倉時代》
戦国時代の末期、豊臣秀吉が小田原の北条市氏を滅ぼしたことで、その傘下でこの地域を支配していた千葉氏一族も滅んだと言われています。
後に、下総国海上郡1万石が配置されたのが、木曾義仲の19台子孫木曽義昌です。

《江戸時代》
江戸時代になり、椿海を干拓するため、新川を掘削して湖底を干潟としました。
幕末には、農村指導の先駆者・大原幽学が長部村を訪れ、農村を再興させた。同じく幕末に、国学者の宮負定賢・宮負定雄父子も村の和合や農業改良に努めた。一方、九十九里沖の豊かな漁場を求めて関西の漁民がやって来るようになり、飯岡助五郎は、イワシ漁を中心とした漁業の発展に尽力した。

《明治時代》
4つの村(網戸村・成田村・十日市場村・太田村)を合併して海上郡旭町という新しい街が誕生しました。
政府の「畑作奨励策」の下、鎌数村の金谷総蔵が落花生栽培を普及させ、総武鉄道が開通して大量輸送が可能になると、落花生の加工工場が数多く造られた。また、昭和初期からスイカ、カボチャ、サツマイモ(甘藷)などの生産が盛んになり、特に甘藷栽培は穴澤松五郎の功績で発展したそうです。

近年

旭市と香取郡干潟町、海上郡海上町、飯岡町が対等合併し、旭市となりました。

〖旭〗という市名の由来
室町幕府滅亡後、当時を治めていた戦国武将木曽義昌は善政を布いたことで、領民に慕われていたそうです。そのため、京都の歌人がこの地を訪れた際、野々口隆正が木曽義昌を偲んで[昇る旭の躍進]と和歌を詠んだところから、[旭]という町名がつけられました。これには将来、朝日昇天のような勢いを持って発展することを願った意味があるそうです。

ー合併するとき私は小学生でしたが、子供ながらに嬉しいような寂しいような気持になったことを覚えています。これから先、住んでいる市が合併するタイミングに市民として味わうことは、おそらくないと思うので、振り返ってみると貴重な体験をしたなと感じました。

旭市の国・県指定文化財

国指定文化財
(1)有形文化財(歴史資料)
 【文化財名】大原幽学関係資料
(2)記念物(史跡)
 【文化財名】大原幽学遺跡旧宅墓および宅地耕地地割
県指定
(3)有形文化財(建造物)
【文化財名】玉崎神社本殿
(4)有形文化財(建造物)
【文化財名】旧林家住宅
(5)有形文化財(建造物)
【文化財名】玉崎神社拝殿
(6)有形文化財(絵画)
【文化財名】絹本著色釈迦涅槃図
(7)有形文化財(彫刻)
【文化財名】木造伝聖観音立像
(8)有形文化財(彫刻)
【文化財名】木造阿弥陀如来立像
(9)有形文化財(工芸品)
【文化財名】古瀬戸狛犬
(10)無形民俗文化財
【文化財名】水神社永代大御神楽
(11)無形民俗文化財
【文化財名】鎌数の神楽
(12)無形民俗文化財
【文化財名】倉橋の弥勒三番叟
(13)無形民俗文化財
【文化財名】熊野神社の神楽
(14)無形民俗文化財
【文化財名】太田のエンヤーホー
(15)記念物(史跡)
【文化財名】御前鬼塚古墳
(16)記念物(天然記念物)
【文化財名】龍福寺の森

ー近年、あの大ヒットアニメで神楽という言葉を耳にしますが、地元でも無形民俗文化財として残っていることを知らなかったのでとてもビックリしました。お祭りが開催されるタイミングでぜひ一度は娘も連れて身に帰ろうと思います。

市の花・市の木

椿
椿

歴史のところでお話させていただいた、大穀倉地帯である干潟八万石は、かつて「椿の海」と呼ばれ、その「ツバキ」の名は馴染み深いものがあります。そのツバキにちなみ、制定されました。

クロマツ
クロマツ

白砂青松と謳われる九十九里を代表する木です。
潮風から守ってくれる頼りがいのある木で市内に広く生育しています。

ー海岸線を散歩しているとクロマツをよく見るなあ。と幼いころから思っていたのですが、まさか潮風から守ってくれるためだったなんて、お恥ずかしながら初めて知りました!そんな頼れる木だったとは、、、どうりでよく見ていた訳ですね(笑)

この記事を書いた人

皆川@チイコミ

〚チイコミ編集部在籍〛八千代市在住の元美容師✂ファッションと映画鑑賞、アウトドアが大好きです*小学生の娘と毎日楽しんでいます(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ”チイコミを通して《ちいきの魅力》をどんどん発信‼みなさんに楽しんでいただけるよう頑張ります◎

皆川@チイコミの記事一覧へ

あわせて読みたい

近隣の情報を探す

このページのトップへ