人口約7万人、千葉県のほぼ真ん中に位置する八街市。市の大部分はなだらかで平坦な地形と固い地盤で形成されており、自然災害が少なく、のどかな街並みが広がっております。落花生やブルーベリー、さつまいも堀りなどが楽しめる観光農園や市民農園があり、家族で楽しめます。また八街には江戸時代、幕府直轄の馬の放牧地があり、馬とのゆかりが深く、市内には乗馬クラブなどもあります。ここでは、八街市の住みやすさについてご紹介します。
近隣へのアクセス良好
市内にはJR八街駅・JR榎戸駅の2つあり、千葉駅まで総武線で約30分・東京駅まで総武本線特急で約50分で行けます。
成田国際空港までは車で約30分。お隣の酒々井プレミアムアウトレットまでは車で約15分。九十九里浜も車で約40分。
また、佐倉IC、酒々井IC、富里IC、山田IC、東金IC、山武成東ICと車で20分圏内に6つもインターチェンジがあります。
―都内までの電車アクセスが良く、通勤通学もしやすそうです。また市内の国道・県道沿いには商業施設やスーパーもあるため、車での移動やお買い物にも便利ですね!
豊かな自然が多く残る
用草(もちくさ)・根古谷(ねこや)地区には、約2kmにも及ぶソメイヨシノ桜並木があります。法宣寺周辺の風景はお釈迦様が寝ているように見えることから、地元では「寝釈迦(ねじゃか)」と呼ばれているそう。根古谷の湧き水などもあり、古くから地域の人たちによって守られてきた軟らかな冷たい水が豊富に湧いています。
小谷流(こやる)地区には、里山保全を目的として整備された昔ながらの自然が残る「山桜とほたるの里」があります。砂(いさご)地区にはカタクリ群生地も。こちらは八街市指定文化財にも認定されており、古くから春を告げる花として親しまれているそうです。
―ホタルを見ることができる場所、とても貴重です。最近見かける機会が減ってきているので「ホタルを見たことがない」というお子さんも多いのでは。私も幼い頃に祖父の家の近くで見かけたきりです。懐かしい…! 夏の始まりに、親子でホタル観察や歴史スポットを巡る散策に出かけるのも楽しそうですね♪
大地の恵みが多い街
八街市は気候が温暖で、さまざまな野菜が収穫できます。 スイカ:県内2位 サトイモ:県内1位 ニンジン:県内2位 ショウガ:県内1位など、さまざまな野菜が千葉県上位の生産量を誇っています。(2016年時点)。
―生産量上位の野菜がこんなにたくさんあるんですね…!意外でしたが、八街市の豊かな自然を考えれば頷けますね。
落花生について
毎年5月頃に種をまき、夏の到来と共に蝶が羽根を広げたような黄色い花を咲かせます。花が咲いた数日後、花の茎のもとが伸び出して地中に潜り、土の中で実が育ちます。花が落ちて豆が生まれることから「落花生」と呼ばれているそうです。掘り取った落花生を畑で乾かした後、円筒状に積み上げ、風に当てて自然乾燥させます。この円筒状に積み上げたものをぼっちと言います。

―落花生をぼっちにすることで豆の苦みが抜け、甘みと油がのり美味しくなるのだとか。八街市では馴染みある晩秋の風景だそうです。 落花生はおつまみの印象が強いかもしれませんが、八街市ではスーパー等で生の落花生を買うことができ、気軽に食べられています。羨ましい…!私は塩茹でした落花生も、普段とはちがう触感が味わえて大好きです♪栄養価もたっぷり!
子育て応援の取り組み
八街市では、子どもたちがすくすくと育つような施設や制度が充実しています。
中学校3年生までの子どもに対して「子ども医療費助成受給券」を発行し、現物給付方式で助成を行っています。おやこサロン「ひまわり」では、妊娠中や子育て中の方の交流の場を設け、子育て支援サポートによる様々な相談や情報提供を行っております。
また市内では、公立保育園が6園・私立保育園が2園・認定こども園が1園あり、待機児童ゼロを目指し取り組んでいます。市内幼稚園では地元でとれた新鮮なスイカの試食会があったり、小学校では落花生の収穫体験ができたりと、子どもたちが自然と親しみながらのびのびと過ごせる工夫がたくさんあります。また、学生がスポーツ・文化系の部活で活躍しており、空手・柔道・バスケットボール・野球・テニス・アーチェリー・陸上など、様々な分野で好成績を残しています。
―八街市では、街のスポーツ大会等にも学校・団体単位で積極的に出場している方が多いのだとか!
農業や空き家利用など、暮らしに関する制度が充実
新規就農者への支援「青年就農給付金」制度があり、新たに農業を始める市民に対して、就農意欲の喚起と就農後の農業への定着を図る目的として、給付金を受けることができます。余暇対策として趣味で農業体験をしてみたいという市民には、特定農地貸付法に基づいて八街市と貸付協定を締結している「貸し農園」を案内してくれるそうです。農業指導相談に乗ってもらえる場合もあるのだとか。また、住宅問題に対応する制度もあります。空き家の売却・賃貸を希望する所有者などからの申請により登録された情報を、空き家利用を希望する人に八街市が提供する制度があります。空き家バンク登録者等がリフォーム工事を行う場合に必要な費用の一部が補助されることも。
―「まずは農業を体験してみたい」気持ちを大事にしてくれる施策、嬉しいですね!家族で野菜を育て、収穫した野菜で晩ごはんを作る…というような、四季や自然を肌で感じる生活に憧れます。